現在、ゲーム業界では3つの再編が進んでいる。
これから、このテーマを3回のコラムに分けて綴っていきたい。
1番目の再編はゲームをプレイする上で欠かせないハードウェアの再編だ。
5年~10年前からのユーザーであれば既に気づいておられると思うが、ファミ通や電撃プレイステーションなどの雑誌やウェブサイトの売上ランキングを見れば明らかだ。
5年前であれば、上位は常にソニー社製の「PlayStation 2」のタイトルが独占し、それに任天堂などのハードのタイトルや携帯ゲーム機のタイトルが続くというのが定番であった。
ところが、現在では携帯ゲーム機である「ニンテンドー DS」のタイトルが上位を独占、それにかろうじて「PlayStation 2」のタイトルが食い込むという状況になっている。
ハードメーカーの立場が逆転したとも取れるが、実際のところ、腰を据えて長時間プレイしなくてはならない据置き機から短時間で手軽にプレイ可能な携帯ゲーム機にユーザーニーズが移行したととらえる方が自然である。
ソフトメーカーも携帯ゲーム機向けタイトルを増やしており、もうしばらく携帯ゲーム機向けのタイトルが売上ランキングの上位を独占する日は続きそうだ。
ただ、このユーザーニーズの変化が長期的なものかと問われれば、疑問点が存在することも確かである。
ハードウェアメーカーにとって今の時期は丁度、次世代機への移行時期であり、旧世代据置き機の市場規模が最も縮小する時期でもある。
その間隙を突いていち早く次世代携帯ゲーム機である「ニンテンドーDS」と「PSP」が相次いで発売されたと言える。
現在、据置き機では「PlayStation 2」「Wii」「Xbox360」と3台の次世代機が発売されているが、これらが今後どの程度市場シェアを拡げていくかが大きなカギであろうと思われる。
(2006/12/03)tank